キャンプへの導入
初めてご両親から離れて宿泊するお子様やキャンプ久しぶりのお子様は不安がいっぱいだと思います。キャンプの前に「キャンプへ行くんだよ」という導入をしていただけるよう、お願い致します。キャンプでは自分たちでご飯を作ったり、動物の世話をしたり乗馬をします。また初めてあったお友達や久しぶりに会ったキャンプ仲間にどのように話しかけるか・・・など。楽しい事も、大変な事も沢山あるけれど沢山の体験をして欲しい、それが大切なんだよ、というようなお話をしてもらいたいと思います。保護者の方が不安になっているとそれがお子様に伝わってしまい参加する事が嫌になってしまいます。保護者の方も楽しみながらお話をしていただき、お子様が自身を持って参加出来るようにお話しして下さい。また、キャンプの荷物準備もお子様と一緒にお願い致します。
まれにお子様に携帯電話を持たせ、いつ電話しても良い、嫌だったら迎えに行く、等と話してしまう方がいらっしゃいます。せっかくお子様が成長出来る機会を無駄にしてしまいます。また小さなお子様に宿泊を伴う事を話さずに新宿に連れて来て、大泣きをされる、等あります。事前に子ども達とお話をし、十分に理解させて下さい。
ちなみに携帯電話、ゲーム関係、貴重品等は事務局で預かります。キャンプでしか出来ない事をお願いしています。
キャンプ中の電話はご遠慮下さい。
キャンプ中は緊急の連絡がとれるように夜中でも電話がつながるようになっていますが、お子様の様子を確認するための電話、メールは固くお断りします。お子様の様子が心配なのは理解出来ますが、キャンプ中は子ども達もいろいろな体験、体感、挑戦、我慢をしています。保護者の方も我慢をし連絡を取らないよう努力して下さい。
また、お預かりしたお子様が熱を出した、怠そうにしている、お腹が痛いなど体調不良を訴えた時に病院に連れて行くか、休ませるか判断に迷うときがあります。そのような時に保護者の方に連絡を差し上げ、普段の状況、その後の対応を相談させていただく場合があります。必ず連絡がつくようにお願い致します。持病がある、体調に問題がある等、体の事、心理面など多少に関わらずこちらに連絡をして下さい。
キャンプ後、自宅に戻ってから
キャンプ中、何をしたのか、何があったのか聞きたい気持ちは理解出来ますが「どうだった?」ぐらいの一言におさえて下さい。本人が自発的に話すのを待ち、お話を聞いてあげて下さい。楽しかった事、辛かった事、うれしかった事、失敗した事、発見した事、感動した事、など沢山あると思います。出来なかった、失敗した事等は次にどのようにすれば良いのか、一緒に考えてあげて下さい。
失敗、出来なかった、というのは悪い事ではありません。経験者、その道のプロ、と言われる人は失敗した事を経験としていっぱい記憶しています。次に同じような状況になった時に記憶の中から引っ張りだし巧く行くように行動します。
キャンプで出来た事を普段の生活でも継続して行く事でキャンプでの成果が何倍にもなります。キャンプでは「自分の事は自分で」と指導しています。普段の生活でも子ども達が自分で出来る環境を作りながらお手伝いもドンドン出来るように促してみてくさい。